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「旅ラン」とは、その名の通り、旅先でランニングを楽しむことです。初めて訪れる街の観光名所を眺めたり、地元の人々と何気ない会話を楽しめたり、季節のうつろいを肌で感じながら走ることができるので、心に残る特別な想い出になります。普段はランニングをしないという人も、レジャー気分で楽しめます。
さぁ、あなたも少しだけ早起きをして、爽やかな風を感じながら「旅ラン」をしてみませんか?
今回は元プロビーチバレーボール選手の浅尾 美和さんに、都市センターホテルからほど近い、皇居外苑のランニングコースを紹介していただきましょう。
信号がなくノンストップで走れる皇居外苑は、都内で人気のあるランニングコースです。外周の距離は約5kmと初心者でも無理のない距離ですが、適度なアップダウンがあるため、走り終わった後は思った以上に充実感があります。
皇居ランの最大の魅力は、緑豊かな皇居を眺めながら走れること。左手には「半蔵門」や「桜田門」、右手には「国立劇場」や「国会議事堂」などの名所が次々と現れ、走りながら観光も楽しめる、まさに“旅ラン”です。
みなさん、こんにちは、浅尾 美和です。「旅ラン」第2回は、東京の都市センターホテル周辺のランニングコースをご紹介します。都市センターホテルは東京メトロ「永田町」駅から徒歩約3分とアクセスが良く、お部屋も高層階からの眺めが素晴らしいホテルです。
今回は、都内のランニングコースの中でも特に人気の高い皇居外苑を走る“皇居ラン”をご紹介します。皇居ランと言えば、ビーチバレーボール選手時代、ホノルルマラソンに出場することになり、横浜に住んでいた私は練習のためによく走りに来ました。当時は、ビーチバレーの練習後、夜に走っていたので景色を楽しむことはできなかったのですが、今日は色づく樹々の紅葉も楽しみながら走りたいと思います。
皇居ランの主なスタート地点は、「桜田門」「竹橋」「半蔵門」の3か所。今回は都市センターホテルから徒歩約10分の「半蔵門」からスタートします。
旅先で「シューズやウエアを持ってこなかった!」、または「荷物になるからレンタルしたい」という方は、皇居周辺の「ランニングステーション」が便利でおすすめです。早朝から営業しており、着替えやシャワーはもちろん、シューズやウエアのレンタル可能。今回は、「半蔵門」の目の前にある「皇居ランニングステーションJOGLIS」で、さっと着替えてスタート地点の「半蔵門」に向かいます。
「半蔵門」に着いたら、まずは準備運動から。それでは、眺めの良い下り坂を、気持ちよく走っていきます。
早速、右手に「国立劇場」が見えてきました。残念ながら現在は建て替え中で閉鎖されています。
続いて横断歩道を渡ると、少しコースを外れた場所に「国会議事堂」が! 寄り道をして見に行くと、とても立派な建物が美しいです。
なだらかな下り坂を走っていくと、左手にはお濠や江戸城跡の石垣が見えてきました。お濠の内側の樹々は緑が濃く、街路樹は紅葉で色づいて、とてもきれいです。
お濠の向こうに丸の内のビルが見え、江戸時代と現代をタイムトリップしたような気分です。そろそろ「桜田門」に到着します。皇居を代表する観光名所「二重橋」に行くならここからが便利です。
桜田門の右手には警視庁が見えます。テレビドラマでよく目にしますね。
あっ、左手にビル群の間に、ぴったりと収まった東京タワーを発見!皆さん、わかりますか?あの細いマッチ棒みたいに見えるのが東京タワーです。
さらに進むと、右手に東京メトロの「竹橋」駅、左手に立派な銅像が!この銅像は「和気清麻呂像」です。奈良時代から平安時代に活躍した人物で、天皇に即位しようとする僧侶・弓削道鏡の野望を暴き皇統断絶の危機を救った人物として、1940年に建立されたそうです。それにしても迫力がありますね。さぁ、ここからは歩道の狭い登り坂になるので正念場です。頑張って走りましょう。
さらに進むと、右手に「国立公文書館」や「東京国立近代美術館」など、公共施設が次々と見えてきました。登り坂はこの辺で終わり、再び、緩やかな下り坂が続きます。
やがて、千鳥ヶ淵の交差点が見えてきました。左手に公園の入り口があります。ここは桜の名所で有名ですが、夏は新緑に包まれ、今の季節は紅葉が楽しめて、休日の散歩コースにもぴったりなスポットです。ここから残り500m、ラストスパート!
無事、スタート地点の「半蔵門」に到着しました。体もポカポカして爽快感100%です。
皇居ランは、皇居の緑豊かな景色を眺めながら、「国会議事堂」や「国立近代美術館」、「千鳥ヶ淵公園」など、東京の名所が次々に現れて、あっという間の30分でした。東京にはレギュラー番組があるので毎週来ていますが、街の景色をゆっくり楽しむことがありませんでした。今回、走りながら改めて東京の街の魅力に気付かされました。
それと、皇居ランをしている人の多さに驚きました。平日でも、皆さん、健康を意識して仕事の前に走っているんですね。皇居ランのときは、必ず左側を走り反時計回りで進むこと、歩行者の邪魔にならないようにすること、ペットボトルなどのゴミは持って帰ることなど、マナーに気をつけて走りましょう。
今日は朝に走りましたが、夜は丸の内のビル群の美しい夜景が楽しめますよ。走る時間やスタート地点を変えて、ぜひ、皇居ランを楽しんでください。私も次は子どもたちと走りたいです。でも、この頃は子どもの体力がついてきて、もう負けそうです(笑)。
1993年の今上天皇の御結婚を機に整備され、1995年に完成した公園です。シンボルは1961年に上皇陛下の御結婚を記念して作られた大噴水。園内には天皇陛下御製の歌碑や水路に架かるガラスの橋があり、また、休憩所やカフェもあるので、皇居散策の途中に立ち寄る人の姿も多く見られます。夜はライトアップされていて昼間とは違う幻想的な風景が楽しめます。
皇居前広場から正門を通り、宮殿までのお濠にかかる橋で、手前が「正門石橋」、奥が「正門鉄橋」。厳密には「二重橋」と呼ばれるのは、奥の橋のことを指します。かつて「下乗橋」と呼ばれ、橋桁を支えるために中途に台があり、二重構造となっていたことからこの名が付いたと言われています。奥には豊臣秀吉が京都伏見に築城した伏見城の櫓を解体し、ここに移建したと伝えられている伏見櫓も見え、石造りの橋の優美な景観は皇居を代表する名所となります。
「二重橋」を正面に見据えるところに、前脚を上げる軍馬の手綱を引いた甲冑姿の楠木正成(楠公)の銅像があります。楠木正成は、後醍醐天皇の倒幕の命を受けて挙兵し、北条氏の大軍を破り鎌倉幕府討滅につくした武将です。この銅像は1900年に住友家から宮内省に献納されたもので、東京美術学校(現・東京藝術大学)が製作を依頼され、完成に至るまで10年の歳月がかけられました。高さ約4m、台座を含めると約8mの高さを誇り、目の前にするとその荘厳な姿は圧巻。
「半蔵門」から徒歩約5分、内掘通りと皇居の西側に位置する「半蔵濠」の間にある公園。園内にはソメイヨシノやヤマザクラなど約170本の桜が植えられ、近隣の「千鳥ヶ淵緑道」とともに桜の名所として知られています。今の季節は樹々が色づく紅葉が楽しめます。園内には、芝生の広場や子どもが遊べる遊具たくさんあり、ブランコに乗るとお濠や「半蔵門」がよく見え、皇居スポットを眺めながら楽しめる贅沢な公園です。
写真/中西 月緒
浅尾 美和(あさお・みわ)
1986年三重県鈴鹿市出身。三重県立津商業高等学校卒業。バレーボールで高校1年と3年時にインターハイのベスト16。ビーチバレー転向と同時に普及活動のためにモデル、タレントとして活躍。結婚後は岐阜県で子育てしながら、テレビ朝日『有働Times』ABC朝日放送『おはよう朝日です』MBS毎日放送『よんチャンTV』などでコメンテーターとして活躍中。
都市センターホテル
TEL 03-3265-8211
東京都千代田区平河町2-4-1
【DATA】皇居ランニングステーション JOGLIS 東京都千代田区麹町 1-7 FM センター地下 1FTEL 03-3221-6100都市センターホテルから徒歩約10分https://www.joglis.jp