リーガロイヤルホテル京都 フレンチダイニング トップ オブ キョウト
京丹波あつらえ本しめじのソテー
MIRYO FOOD PROJECTより 紅はるか干し芋のニョッキ LBVポートソース
比叡山から東山連峰、東寺の五重塔…、古都のランドマークと四季折々の光景が居ながらにしてぐるりと眺められる「フレンチダイニング トップ オブ キョウト」は、リーガロイヤルホテル京都の最上階に位置するフレンチダイニングです。「食事を楽しみながら、この魚はあの山の向こうから、野菜はその山の麓で育ったんだ・・・などと思いを馳せていただけるのも、90分で360度回転するレストランならではの魅力です」と、シェフ寺田 篤史は話します。
1980年代に各地で全盛期を迎えた回転レストランも、高層ビルの建設で眺望が楽しめなくなったなどの理由から次々と姿を消し、2024年6月には「フレンチダイニング トップ オブ キョウト」が日本唯一の回転展望フレンチレストランとなりました。今回は、それを記念したコースの中から温かい前菜をご紹介します。
料理の表面を彩る濃緑色のチュイル(薄いクッキー)は、抹茶を練り込んだ生地をレストランオリジナルの型で抜いて焼いたもの。“TOP OF KYOTO”のスペルの中にある四つの “O”と、シンボル的存在のドーナツ型に配置された客席をモチーフにデザインしました。
美味しい食材を求め、産地訪問も欠かさない寺田シェフが今、大きな関心を寄せているのが京都府が推進する「MIRYO FOOD PROJECT」です。“MIRYO”には「未利用」の食材で、味わう人を「魅了」、可能性の尽きない「未了」食材としてアピールするという三つの意味が込められていています。千枚漬の原料である京の伝統野菜聖護院かぶら、ゆず栽培発祥の地としても知られる水尾(京都市右京区)のゆずなど、京都産のMIRYO食材を質の高い料理に生まれ変わらせ、生産者と料理人、消費者のすべてが幸せになることを目指す取り組みです。
そんなMIRYO FOODのひとつが、綾部市(京都府)「健康ファーム」で有機栽培された紅はるかの干し芋です。カットする際にはみ出た部分をペースト状にしたものに強力粉や卵などを合わせて団子状にまとめ、ほんのり甘く口当たりなめらかなニョッキに仕立てました。
秋の味覚の代表であるさつまいもの良き相棒はきのこ。白いハット皿の縁を飾るのは、一般市場には流通していない「京丹波町産あつらえ本しめじ」です。250日もかけて、大人の拳ぐらいのサイズになるまでじっくり“あつらえる”本しめじは肉質が緻密。特注した厚さ7ミリのカーボングラファイドプレートでソテーします。表面をこんがり、水分は内部に閉じ込めた本しめじは歯ごたえも魅力で、ひと噛みごとに濃い旨みが溢れ出ます。
どの席からも360度広がる古都の街並みや四季折々の景色を堪能できる
ソースに使うのは特定の年だけに造られ、4~6年かけて熟成させるLBV(レイト・ボトルド・ヴィンテージ)ポート酒。ポルトガルを代表する酒精強化ワインであるポート酒で作るソースは甘いと一般的には思われがちですが、LBVは豊潤なテイストが特徴。さつまいもの自然な甘みと、すっきりした味わいのソースの一体感をご堪能ください。
「京丹波あつらえ本しめじのソテー MIRYO FOOD PROJECTより 紅はるか干し芋のニョッキ LBVポートソース」は、ディナーコース「~回転レストラン~エトワール」(¥18,975)、「アルモニー」(¥24,794)の一品でお愉しみいただけます。
リーガロイヤルホテル京都
フレンチダイニング トップ オブ キョウト
TEL 075-361-9221(直通)
京都市下京区東堀川通り塩小路下ル松明町1番地
※料金はすべて税金・サービス料金を含みます。
※写真はイメージです。
※メニュー内容は季節・食材の入荷状況により変更する場合がございます。
※状況により、営業内容を変更する場合がございます。ご利用の場合は事前にご確認ください。