LIFEROYAL

気軽に始められる、特別な時間をどうぞ「趣味バンザイ」。

※当記事は冊子『The ROYAL』2009年5・6月号でご紹介した内容です。商品やサービスの内容・料金は変更になっている場合があります。

新緑が爽やかなこの季節、ふと新しいことに挑戦したくなったり、前から興味を持っていたことをやっぱり始めてみよう、なんていう気になりませんか。

リーガロイヤルホテル(大阪)には、知的好奇心が刺激される教室や講座がたくさんあります。

ゆったり落ち着いた雰囲気の中で、素敵な「趣味時間」を楽しんでみませんか。

Lesson1

世界にひとつだけの“器”をつくる。

 素敵な人のお宅に招かれると、何気ないのに、見たことがないような、洒落た小物や器に気がつくことがあります。訊いてみれば、ご自身でつくられた、という返答に驚いたという経験はありませんか。

 味わいのある土の平皿だったり、繊細で華やかなワイングラスだったり。手作りのそんな器から感じる温かさや優しさは、おもてなしの気持ちとして、嬉しく心に染み入ります。

 リーガロイヤルホテル(大阪)の「日本料理&バー 星宙」では、料理長の平野が、自作の焼き皿に料理を盛りつけてお出しすることもあります。その皿たちは、実はリーガロイヤルホテル(大阪)内の陶芸窯で焼き上げられています。その窯を備えた陶芸教室では、陶芸家である講師陣の指導のもと、初めて土に触るという方も、様々な技法を学び、やがては自分だけの器を焼き上げていきます。

 陶芸以外にも、スイス・メグロー派グラスリッツェンやサンドブラストといった講座が多彩に揃うエコール ド ロイヤルでは、「世界でひとつだけの器」を作り上げていきます。そんな器で、大切な誰かをおもてなしする光景には、幸せの気配が漂っています。

土から生み出す。
~陶芸~

教室では、初心者でも安心の丁寧な指導のもと、それぞれが轆轤ろくろを使って器を作り上げていきます。柔らかな土の感触に心が穏やかに満たされていきます。
水曜日の講師・丹波焼作家の畠賢先生の作品。手の温もりが伝わるような風合いが魅力です。

陶芸には手びねり、板づくり、轆轤、練り込み、型おこしなど様々な技法があります。土もみから教室内の窯を使った焼成までを通して基礎をしっかり修得。その後は自由な課題に取り組み、創造の喜びを味わっていただきます。陶芸家の萩原輝幸先生、亀岡恒子先生。丹波焼作家の市野豊治先生、畠賢先生。日展会友の井出照子先生らが講師を務めます。

[曜日・時間]毎月曜(月4回)13:00~16:00 
毎水曜(月4回)13:00~16:00
毎木曜(月4回)13:00~16:00
毎土曜(月4回)13:00~16:00
[受講料]¥21,000
体験・見学可

華麗に彩る。
~サンドブラスト~

ご自宅を華やかに彩るこんな作品を、少しずつ作り上げていく特別な時間です。

ガラス工芸作家の山田えい子先生が、サンドブラストの第一人者「竹中洪」先生の技法を踏襲し、最新の高度な技術とエレガントな感性を余すことなく指導いたします。母体となるガラス表面を色ガラスで薄く被う、かなり高度な技・外被せを施したガラスで、クリスタルのペンダント、一輪ざし、ワイングラスなど素敵な作品を完成させます。

[曜日・時間]第2金曜 10:30~15:30(昼食1時間休憩)
[受講料]¥12,600
体験・見学可

繊細に彫る。
~スイス・メグロー派グラスリッツェン~

繊細な彫りを施すことで、ガラスが美しく変化する様子は、目にも贅沢な愉しさ。

グラスリッツェンとはスイス語で、ダイアモンドポイントと総称されるガラス工芸です。教室では、ダイヤモンド粒子がついた針で、ガラスに繊細な絵や文字を彫り美しい装飾を施していきます。芸術性を高めたスイス・メグロー派の技術を、スイスから日本に紹介したメグロー・アカデミー(日本校)の武田佳子先生をはじめ、西垣孝子先生、濱田知佐先生が、カリキュラムにそって丁寧に指導いたします。

[曜日・時間]第3金曜 10:00~12:00
[受講料]¥6,300
見学可

Lesson2

日々の心と、静かに向き合う時間。

「みや美のはんなり、華やか書で遊ぶ」の講師を務める石井みや美先生は、墨だけではなく顔料や絵の具も使い、字を書くというより「言葉あそびで思いを伝えたり四季の移ろいを感じたりする楽しさ」を表現する書道界のホープです。

 教室は、書の採点とは離れた「書で遊ぶ」世界。「習字の時間が苦手だったり嫌いだったりした人に、書く楽しさを味わってほしい」と石井先生は言います。

「能面打ち入門」の増田豊春ほうしゅん先生は、40年のキャリアを持つ現役の能面打ち師です。一つの能面が出来るまで100時間。教室では1回が3時間として、ひと月で9時間。完成するまでにはほぼ1年が費やされますが、エコール ド ロイヤルでは、もう20年以上となる息の長い講座のひとつ。

「彫刻刀を持ったことがない人でも全然構いません。ほとんど知識のない人の方が、かえっていい場合があります。真っ白だから吸収しやすいんですね」と増田先生は言います。

 それぞれの教室では、作品を作り上げる愉しさを感じると共に、作品に心を映すその過程でおのずと自分の心に向き合うことになります。そんな特別で贅沢な時間を、実感してみてください。

書で彩る。
~みや美のはんなり、華やか書で遊ぶ~

四季折々の美しい言葉や伝えたい言葉はたくさんあります。映画の撮影協力で、写真のように書く手元を披露したこともある石井みや美先生の指導のもと、「ほっ」とするようなあたたかい文字を、お洒落に筆で書いていきます。暮らしを彩るいろいろなものに書くと、はんなり華やか。あっという間に素敵なプレゼントやおもてなしのインテリアになります。書道の道具も、お化粧道具など身の回りの物を使ったり、遊び心満載です。

[曜日・時間] 第4金曜 13:30~15:30
[受講料]¥4,200
体験・見学可

能面を打つ。
~能面打ち入門~

写真は「小面」。「作品には必ずその人が出る」と増田豊春先生。

一片の檜材に、心をこめて表情を打ち出す、能面打ちの世界。作業は彫刻が50時間、彩色が50時間。彩色は、まず地塗りをして上塗りを行います。増田先生が作業をしている写真は、先生の手で12時間ほど経過した工程(受講生なら20時間)。細やかな作業から生まれていく生命は、至福の喜びへと誘ってくれているようです。毎年7月、リーガロイヤルホテル(大阪)内で合同新作能面展を開催いたします。

[曜日・時間] 第1・2・3木曜 13:00~16:00
[受講料]¥17,850
見学可

Lesson3

日常生活に潤いをもたらす“和のこころ”に触れる。

 昨年度(2008年)の大河ドラマ「篤姫」では、香を聞く場面がよく見られましたが、「香道」となると、まだまだどこか敷居が高いと感じる人も少なくありません。

 香道とは、一定の作法に基づいて香木をたき、四季、和歌、行事などのテーマを表現し、香りで表現された古典文学の世界を鑑賞する日本の伝統文化です。

「香道を楽しむ」の教室では、香道御家流神路会主宰の東堯霞ひがしぎょうか先生のもとで、東家に伝えられた古く貴重な香木の香りを聞きあてる組香を、まるで遊びのように楽しみながら行います。

「基礎からの茶道」では、リーガロイヤルホテル(大阪)内に設けられたお茶室にて、和室での立ち居振る舞いを知ることから、日常の基本的な所作でも無駄のない美しい動きが身についていきます。その所作のひとつひとつの意味を知ることで、普段意識していなかった和室のしくみや、文化が見えてきます。

「茶道」に対してかしこまらずに、藤井宗悦そうえつ先生からおもてなしを受けるという気持ちで肩の力を抜いて茶道に触れることで、いつの間にかより和の空間を楽しむことができるようになります。

香を聞く。
~香道を楽しむ~

香炉に香灰を盛り、火の点いた炭団を埋め、火穴を開けて上に銀葉を乗せ、またその上に香木を置き、あたためて香木の香りを楽しみます。

日本には四季の美しさがありますから、風土に合う文化として香道が生まれ発展したのでしょう。静寂の中、良い香りに接し、心もやすらぎます。教室では、伽羅きゃらが有名な「六国りっこく」と呼ばれる香木の種類の香りをあてる組香くみこうなど、遊びの感覚で香道を楽しんでいきます。大河ドラマ「篤姫」の香道指導にも携わった御家流ですが、東先生は鹿児島NHKの依頼により2008(平成20)年4月現地で香席を開きました。

[曜日・時間]第3金曜 10:30~12:30
[受講料]入門(1年間)¥6,825 2年目から¥7,350
※いずれも香木代含む。
体験可

茶を点てる。
~基礎からの茶道~

リーガロイヤルホテル(大阪)内にあるお茶室で行われる、茶道裏千家家元直門正教授の藤井宗悦先生による完全予約制の個人指導が魅力です。昔に習っていたけれどもう一度始めてみたい、あるいは初めてなので躊躇してしまうという方のための茶道講座です。レベルに合わせたご希望の点前(炭点前を除く)の指導とお客の作法も行われますので、茶会にも安心して参加できるようになります。

[曜日・時間]第2土曜(原則) 11:00~15:00(1レッスン30分)
[受講料]¥8,400
※完全予約制。時間はご相談ください
体験・見学可

Lesson4

絵の具で、ガラスで、美しい色の世界を彩る。

 幼少の頃、写生のため中之島に通ったことがあるというエピソードを、桂米團治よねだんじさんが「The ROYAL」(リーガロイヤルホテルグループ広報誌)連載「味な話」の中で語っておられましたが、リーガロイヤルホテル(大阪)のある中之島界隈では、水と緑が感じられる美しい風景をそこかしこで見かけることができます。そのせいか、週末ともなれば、ゆったりと写生を楽しむ人の姿が珍しくありません。

 エコール ド ロイヤルでは、気軽に、でもどうせならもっと思い通りに描いてみたいという方に、絵画教室が好評です。日本画、洋画、初歩の油絵など、和洋を問わないラインアップからお選びいただけます。

 また、ガラスで彩るステンドグラス教室も人気の講座です。材料や工程のイメージから、やってはみたかったけれど少し不安・・・という方にも安心な、個人レッスン方式です。ガラスカットの練習から始めて、作業に慣れていきます。決まったカリキュラムもなく、作りたいものを講師の渡辺一弘先生と相談しながら作成してきます。エコール ド ロイヤルの講座の多くは体験や見学が可能ですが、ステンドグラスでも体験講座を実施していますので、まずは気軽に体験講座をお試しください。

彩る。
~ガッシュ画~

不透明水彩絵の具を使い、独特の揺れるような雰囲気が美しい水彩画「ガッシュ画」。講師を務める船本清司先生ご自身が生み出したこのガッシュ画独自の技法を使い、色を重ねることで独特のニュアンスを生む重ね塗りやにじみなど、多様な表現方法で描いていきます。初めての方にでも安心で丁寧な指導のもと、思い思いに美しい絵を描いていきます。

[曜日・時間]
A.第1・2・3月曜 13:30~16:30(月3回)
B.第1・3月曜 10:30~12:30
C.第2・4月曜 10:30~12:30 
※ B,Cとも各期の講座回数は5回(年間20回)
[受講料]A.¥18,900  B,C.¥10,500
見学可

~ステンドグラス~

上級になると、ランプシェードなど凝ったデザインのものに挑戦します。

ステンドグラスアーティストの渡辺一弘先生が、それぞれのペースに対応したマンツーマンレッスンを行っています。例えば、中級になると、上達度により、H溝の鉛線(ケイム)にガラスを組み込んだケイム方式で、平面作品(パネル等)を作っていきます。前から、そして後ろからの光で、いくつもの顔に移り変わる他の素材にはないガラスの魅力をお楽しみください。

[曜日・時間] 第2・4水曜 13:00~16:00
[受講料]¥9,450
体験・見学可

Lesson5

占う。
~四柱推命~

四柱推命は古代中国で生まれた占術。生年月日(時)をもとに運勢を判断し、的中率の高さから占いの帝王といわれています。教室では、NPO法人神戸国際占術協会相談役の高野喬泰先生と、副理事長の峯山清州先生が、毎回、実占鑑定主体の講義を行います。日常をより楽しく過ごすために活用できると、人気です。

[曜日・時間]第3月曜 13:30~15:00
[受講料]¥6,300

奏でる。
~ウクレレ・ハワイアン講座~

素敵なアロハ姿でウクレレを奏でるのは、講師を務めるハワイアンスクール代表の衣川祐三先生(元ビクタープロデューサー)。何か楽器を始めたいという方なら、楽しいお話と心地良いウクレレの音色に心を癒されながら、ご機嫌なハワイアンメロディーを奏でてみませんか。半年も練習すれば、1曲弾き語りもできるようになります。

[曜日・時間]第2・4火曜 13:30~15:30
[受講料]¥10,500
体験・見学可

歌う。
~十川尚子の英語で歌うジャズ・ポップス~

シンガーピアニストとして、ステージ活動中の十川尚子先生。教室ではジャズ、ポップスなどを英語で歌います。発声に始まり、メロディーやリズムの基本練習から仕上げのノリ方まで。初心者や英語が苦手な方にもスムーズに歌えるコツを、身につけていきます。

[曜日・時間]
第1・3金曜(グループ) 13:30~15:30
金曜(月2回・個人) 15:30~19:00
※月60分。30分単位の予約あり。
[受講料]グループ¥11,550 個人¥16,800
体験・見学可

~シャンソン教室~

人生の哀歌を唄うシャンソンは一つのドラマです。教室では、初めての方でも楽しく唄いこなせるよう、宝塚歌劇団出身のシャンソン歌手、湯井一葉先生が細やかな指導を行います。水野鈴先生のピアノ伴奏にあわせて唄うのも、心に贅沢な時間です。年1回、受講者による発表会を実施しております。体験可 見学可

[曜日・時間]第2・4水曜 13:30~15:30
[受講料]¥11,550
体験・見学可

Art Museum

リーガロイヤルホテル美術館へようこそ。

 「民芸」をテーマに、国内外の名匠たちの技を昇華させ、リーガロイヤルホテルは誕生しました。建築のみならず、ホテルのそこここには、美術工芸品が何気なく飾られています。例えば、メインラウンジのソファに座るだけでも、いくつもの名画を鑑賞いただけます。

『源氏絵屏風』 作者不明

土佐派の流れをくむ、江戸中期の作品。源氏物語五十四帖のうち十二帖を描いています。

『周秋蘭立像』 小出楢重こいでならしげ

「中国服の女性を描きたい」と描いた「明治天皇御名代有栖川宮臨幸図」「銀扇」に次ぐ大作。

『婦女遊戯』 岡本神草おかもとしんそう

38歳で急逝した日本画家・岡本神草の大作。昭和63年に作者が判明し話題になりました。

『門(ロンドン)』 野口弥太郎

英国訪問中にバッキンガム宮殿前で菊枝夫人を描いた毎日新聞の国際美術展の受賞作。

『コスチューム』 小磯良平

ピンクとブルーのコスチュームに彩られた、華やかでクラシカルな1930年代の作品。

リーガロイヤルホテル(大阪)1階 メインラウンジ

空間自体も一枚の絵画のようなメインラウンジ。吉田五十八氏設計による建築のテーマは「光と水と緑」。大きな空間を華やかにするため、平安朝様式が主調となり、ラウンジと庭園が一体化して、屋外にいるかのごとく設計されています。
TEL 06-6441-0956

※エコール ド ロイヤルの[受講料]は1カ月の料金です。料金は税金を含みます。
※当記事は冊子『The ROYAL』2009年5・6月号でご紹介した内容です。商品やサービスの内容・料金は変更になっている場合があります。
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