GOURMET

「しっとり、もっちりのパン生地と極上餡の、味わいにうっとり」

※当記事は冊子『The ROYAL』2009年5・6月号でご紹介した内容です。商品やサービスの内容・料金は変更になっている場合があります。

リーガロイヤルホテル特製「おもたせ図鑑」
鶴屋八幡あんぱん

メリッサの達人・松澤壱子さんの一押し。
鶴屋八幡とメリッサの究極のコラボ名作です。

 メリッサのロングセラー商品の中でも、わたしのお気に入りNO.1は、鶴屋八幡のあんぱんです。発売当初、マスコミから注目を浴び、毎日行列が出来るほどのセンセーションを巻き起こしました。それはもう日々売り切れ続出で、わたしも何度悔し涙を流したことやら。

 はじめて口にしたとき「ひゃああー、これがあんぱん!?」と、もはや高級和菓子の域に達しているかと思われる、その上品でまろやかな味わいに大感激したのでした。

 形はちょっと小ぶりです。ひとつずつ表情が違う素朴なたたずまいに、思わずなつかしい気持ちがこみ上げます。パン職人がひとつひとつ丁寧に焼き上げるこのあんぱん、パン生地に酒種を使っているので、口の中で、しっとり、ふんわり、そしてほんのりとお酒の香りが漂います。

 餡は粒餡とこし餡の2種類。わたしは粒餡が特に好き。和菓子の老舗「御菓子司 鶴屋八幡」の国産大納言小豆を惜しげもなく使用。粒餡のひと粒ひと粒がぷっくりと大きく、実に濃厚。まるでブラックダイヤモンドのように光り輝いています。そのゴージャスな甘さがたまりません。

 ちょっとした打ち合わせなどに持参すると、いつもみんな大喜び。ほど良いボリューム感と高級感があり、仕事で疲れた精神と肉体をあっという間に元気にしてくれる、小さいけれど絶大な威力を発揮する、メリッサ渾身のあんぱんです。

粒餡とこし餡の2種類があり、ひとつ¥250(税込み)。「6個買うと、ちょっとレトロなオリジナルボックスに入れてくれるんですよ。メリッサでもリーガロイヤルホテル店でしか買えないのもお値打ちですね。でも、『家庭料理宅配 ベース21』の通販カタログで手に入れるのが、通の手なんですよ」。

~Recipe~
「自然の温度でじっくりと、発酵させるのがこつだそうです」

 上質な餡の美味しさをさらに引き立てるのが、酒種を入れたパン生地の存在です。自然の温度で1時間ゆっくりと発酵させ、出来上がった生地に餡を入れ、形を整えると表面にテリを出すため、溶き卵をひと刷毛。さらにコクのある味に仕上げるため、少し時間がたってからもう一度卵を塗ってオーブンへ。すべてが時間をかけた手作業で行われます。「だからひとつひとつに優しい表情があるのですね」と松澤さん。1日にこし餡50個、粒餡50個、計100個限定という贅沢さです。

今回のおもたせ

メリッサの「鶴屋八幡あんぱん」

1個 ¥250
6個入(粒餡3個、こし餡3個)¥1,500

グルメブティック メリッサ リーガロイヤルホテル(大阪) 1階
10:00〜20:30 TEL 06-6448-2412(直通) 年中無休

(取材・文/松澤 壱子)

※写真はイメージです。 
※料金は税金を含みます。
※当記事は冊子『The ROYAL』2009年5・6月号でご紹介した内容です。商品やサービスの内容・料金は変更になっている場合があります。
Share
Like