エントランスを彩る書のアート。川尾さんは「京都に来て、心を解放しリラックスして、子どもにもどったような気分で街を歩いて楽しんでもらいたい」と話します。
京都観光で利便性の良さからも注目を集める、京都駅南側の八条口エリア。そんな好立地に建つ「リーガグラン京都」は、京都を五感で堪能する空間で過ごせる宿泊主体型ホテルです。コンセプトは「『趣 ~Omomuki~』京都、リーガの宿」。館内では、京都を中心に活躍するアーティストたちが作り上げた作品や音楽、書籍を楽しむことができます。
そのひとつが、京都在住の書家・川尾かわお朋子ともこさんによる書のアート。エントランスからロビー階に続くエスカレーターを降りた時、正面に見える約3mの大作です。6歳で書を学び始め、国内外で多数の賞を受賞されている川尾さんは、作品発表の他、NHKや英BBCなどのメディアにも度々登場しておられる気鋭のアーティスト。以前、リーガロイヤルホテル京都にアート作品をご提供いただいたことがご縁で、ホテルのエントランスを飾る書のアート作品を制作していただきました。
書かれている「遊」の文字は、ホテル内のお楽しみコンテンツを「京遊」と名付けていることなども伝え、ディスカッションを行いながら決定。制作期間中はコロナ禍による緊急事態宣言下でもあったことから、川尾さんには「京都で世界中の人に遊んでいただける日が早く来ますように」と心からの願いを込めて書いていただきました。「京都という歴史ある土地で、古に思いを馳せる時間とともに、心弾ませながらいつもとは違う遊び心を持って時間を過ごしてもらいたい」という川尾さんの想いも込められており、躍動感にあふれる一方、凛とした美しさを感じていただける作品です。
リーガグラン京都には、日本で唯一、約400年続く唐紙屋「唐長・雲き母ら唐長からちょう」を継承した唐紙師 トトアキヒコさんによる作品「星に願いを」も飾られ、館内で流れるBGMは京都を拠点に活躍するギタリスト田中彬博さんによりホテルのために作曲されました。ライブラリーには個性派書店「恵文社」セレクトの書籍や、「朝日陶庵」が選び抜いた清水焼の若手作家の作品が並びます。また、ホテルスタッフのユニフォームは伝統の着物の技術をデニムに活かした「京都デニム」の生地を採用するなど、滞在中、至るところで京都のアートを体感していただけます。
リーガグラン京都
京都市南区東九条西山王町1番地
TEL:075-662-1121